血鏡館の図書館...
「なに...これ...俺は...これは...いったい...」レイナは、ゆったりとした口調で言った「うーん、これはオルフェノクだねぇ...しかも狼だから...ウルフオルフェノクってところかしら、越えてきた書物を読んだけど、まさかオリジナルの資格ありとはねぇ」
ルナは首を傾げた
「え?オルフェノクってなに?」
「オルフェノクっていうのはね、素質がある人間が死ぬと覚醒するもので、彼みたいに、みんな灰色でその人が持ってるイメージが具現化された姿になるの」
「お嬢様、こちらを」
サクヤが持っていた本、表紙に書いてあったロゴには見覚えがあった
「そのマーク...もしかしてスマートブレインの?」
「確かに、そう書いてありますね...あぁ、お嬢様、このページです」
ルナは真剣に本を読み出した...
オラクルは違和感を覚えていた
「(この感覚...あの時の...)」
今日は新月の夜、禍々しき、闇が踊る日...
「オラクルー終わったよー って、大丈夫か!?」
「シンジ...お願いがあるの...」
「なんだよ...水か?果物か?」
「違うの...奴を...私を...倒して...私なら...大丈夫だから......うっ...!」
「オラクル?おい!倒せってどういうことだよ!」
「そろそろ...限界...あいつを...私を...止めて...!ん....ぐっ...あぁ...」
その瞬間、昼間なのに辺りが暗くなっていった
「シンジ...頼んだよ...」
オラクルは完全に侵食された...
少女は黒い龍に呼ばれた、彼女は変身した、それは黒い龍騎だった、彼女は龍に誘われるままに、闇の中に入った...
「オラクル...?」
「我が名はそのようなものではない!」
「おい...もしかして...倒せって...こいつを...?」
「いでよ!我が僕よ!」
禍々しき巫女の深い闇から黒い龍騎...リュウガが表れた
「あー!お前は、あの時の!」
「タタカエ!ワタシト!」
「オラクルの頼みだからしょうがないか...変身!」
蒼い龍騎に変身した、そして、臨戦態勢に入る
SWORD VENT
同時にリュウガも剣を召喚した...