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「シャングリラ」

「うん、だいたいわかったわ」
ルナは本をサクヤに返す
「あなたスゴいのね」
「俺は...そうなのか?」
「だって、ねぇお母様...お母様?」
クランは はっ とした
「え...えぇ、すごいわよ」
「お母様、どうかしたの?」
「いや?なんでもないわよ」
微笑みながらクランは答えたが、その表情は少しぎこちなかった...

俺はどれくらい眠ってたのか... そんな事を考えながらシンジは目覚めた
「あ、気がついた」
「オラクル...そうだ!あいつは!?」
「もういないわよ」
「そうか~よかったぁ。そういえば、俺はどれくらい寝てた?」
「そうねぇ...3日かしら」
「...寝過ぎたな」
「ははは そうね」
オラクルは母親みたいな気持ちになっていた...

教会の地下深く、ここには一国の王がいるような部屋がある
「そういうわけです、イズモ様、もうすでに大規模にやる他ないかと...」
「確かに、このまま小さいことを続けても、回収効率は悪いな...」
ロマノフにイズモ様と言われている、この少年、名前はイズモ。教団の裏の顔でのトップで、地下に封印されている、シャングリラと呼ばれる、教団の中では最高神を復活させようと暗躍している、いわゆる元凶である
「報告によると、あの邪悪な巫女もやられました...」
「ロマノフ!お前の魔法が弱かったからじゃあ無いのか?」
「いえ...お言葉ですが、私の使える最高の魔力を誇る呪文でございました...」
「ふむ...ならばいいだろう、計画発動は3日後だ...その間、せいぜい信者達を言いくるめといてくれ」
「はっ!」
「(ロマノフ...中々使える男よ...ふふふ...)」
イズモはあれこれと策を練り始めた...

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