『全世界運命的兵器機構』
彼ら彼女らは無事住む場所を手に入れた。
しかしそれだけで終わらせる事は出来ない、彼ら彼女らがニンゲンに立ち向かうにはニンゲンと同系統又は正反対の力が必要だった。
彼ら彼女らは正反対の力は持っていた、しかしそれだけでは足りなかったのだ。
ニンゲンの数は圧倒的である。
数と言うのは怖いもので、ニンゲンより生物的優位に立っていた彼ら彼女らでさえ蔑まれ時にUの毒牙にかかった。
彼らはニンゲンに立ち向かう為国家を創りニンゲンの言う【国際連合】を模した【全世界運命的兵器機構】を創った。
彼らは無理矢理創ったのだ、ニンゲンと同系統かつ大正義の【場所】を。
彼女らはニンゲンに立ち向かう為エネルギーの開発に着手した。重水素に三重水素、ご明察、その通りである。
蛇足だが、
ニンゲンは哀れにもUを使った、そして1ドル超えの溶解液と共に超即発臨界の炎に呑まれてしまった。
結局の所【全世界運命的兵器機構】が現在の【国際連合】になった。
この時から数巡後の話だが。
To be continued #64 『ディアナ家』
P.S.何故飛ばしても良いかも知れない章なのにここまで設定を深く作っているか。
それは、彼ら彼女らが後のあの子たちの祖先であるからです。
此処で言うニンゲンは哀れにも超即発臨界に飲み込まれてしまいました、知識が無ければ何を言っているのか解らないでしょう。良いんです、通じるのは一部の人だけで。
言葉だけ知った文系の科学なんて見てるだけで滑稽極まりないですから。