『それ』が一帯を制圧するのに、二時間もかからなかった、『それ』は貪欲に、そして狂喜的に全てを破壊した
「(ふふふ...この調子なら4日ほどだな...)」
進行する場所には、神社や血鏡館も例外では無かったわけで...
「こいつら何よ!どこから湧いてきたわけ!?」
神社では攻防が続いていた、それはロマノフの戦略で、禍々しきそれを倒した、代償だったりする
「くっ...オラクル!気を付けろ!結構強いぞ!」
シンジは「それら」との戦いを、境界を越える前の、最後の戦いに重ねていた...
血鏡館では、クランとレイナが結界を張る準備をしていた、その他の人は防衛に当たっていた
「お嬢様、危ない!」
サクヤは刃物の扱いに関しては一流だった
「サクヤ、ありがとう。しかし、こいつら一体なんなのよ!」
血鏡館に結界が張られた、後は中に残る『それ』の処理のみだった...