それから3日、異形の『それ』は町のほとんどを喰らった、そしていつしか異形の『それ』はゴア・リベリオンと人々に呼ばれるようになった...
「うーん...」
図書館に全員が集合していた
「どこもだめねぇ...ほとんど喰われてる」
「レイナはため息をつきながら言った
この調子じゃ、ここも危ないわねぇ...」
ルナが囁くように言った
「天津...あれを、解放しない?」
「まだあれは休眠状態よ!?どうやるのよ」
「でも...この状況じゃあ、どうしようもないし...」
「お母様、私もルナに賛成よ、あれなら、今の力であれらを消滅できると思うの」
「二人とも...」
「あの~」
サクがおどおどしながら
「それって、なんなんですか?」
「...そうね、説明しときましょうか」
天津神禍(アマツ シンカ)、血鏡館の地下深くで休眠を続ける元神なんだけど、元は言霊を司る神だったらしいのよ、でも色々あったらしく、血鏡館が出来る前にここに堕ちてきたの、昔からすごい力の持ち主だったんだけど、今はその数倍すごいわ
元が言霊の神だからか、寝てても一様、会話は可能だわ
「まぁ、こんなところよ」
「すごいこともあるんだ...」
「ま、滅多なことでは地下には行かないんだけどね」
レイナは一呼吸おいて
「ルナ、クラン、地下へ行くわよ」
三人(とサクヤ)は地下へと向かった...