電車発車3分前...
行かないで そう言いかけそうになって思わず
口を閉じた
もう最後だから 困らせたくなかった
もう子供じゃないし泣かないって決めたんだ
...でもなぁ
ホマレ「...泣かないで」
マサキ「...ごめん...」
もう乗らなきゃいけない時間なのにホマレは背伸びして小さな手で涙をぬぐってきた
そして抱きしめてきた
マサキ「ホマレ...」
ホマレ「...」
ホマレも泣いていた
そのせいで一瞬涙が止まっていたのにまた溢れてきた バカだなぁ俺って。