図書館に戻った四人は、まず、天津神禍に状況の説明を始めたら
「....そういうわけなのよ」
「うーん、だいたいわかったわ」
「クラン、始めて」
「わかったわ」
クランは転送呪文の準備を始めた
「うーん、転送しても30分はかかるかなぁ~」
天津神禍はのんきに言った、
「(こんな神もいるんだ...)」
サクがこんなことを思い始めた頃、呪文の準備が完了した...
オラクルは縁側で休憩している時、感じたことのない気配を感じていた
「(なに...これ...強すぎる...敵わないと、はっきりとわかる...場所は...血鏡館の辺りだわ!確かめないと!)」
オラクルは決心したようにシンジに伝えた
「シンジ、私ちょっとこの辺の見回りしてくる」
「え?一人じゃ危ないって」
「私は大丈夫だから、神社を守っててよ」
「う...わかった、気をつけてな」
オラクルは血鏡館へと飛び立った
血鏡館では、準備が終わり、関係ない者はとりあえず図書館近くの廊下に出された
残ったのは、クランとレイナ、それに天津神禍である
「じゃーいっくよー」
天津神禍の力...彼女が事態について普及(言葉にして発言する)すると、その通り事態が動くとこういう力である
なお、彼女はこの関係で基本的にはテレパシーで会話してる
「悪しき魂達よ!有るべき場所に還りなさい!」
レイナは空気が変わったのを確かに感じていた...
町では『それ』が暴れていた、力を押さえれないのだ
1体が、何かを飲み込もうとした時、何かが『それ』に触れた、その瞬間に『それ』は瞬く間に無に還った
同じ現象が、あちこちでほぼ同時に起こった...