夜も遅く人も少ない帰り。
電車の中。
瞳から溢れる涙を抑える事も出来なくて。
下を向いて自分の降りる駅を待つ。
あと3駅
といったところで新たな乗客。
慌てて涙を手の甲で拭えば泣いてるのが
バレないように結んでいた髪の毛を下ろした。
入ってきたのは3人の男の子達。
「まじかよ。www」
「へー、お前がなぁ。笑」
と話をしながら
長身のお兄さんと
金髪のこちらもまた長身のお兄さんが
笑いながら斜め向かいに座る。
それに続いて一番後ろから...
あの男の人...
...