『最も不都合な数日間のはじまり』
「ガラシャ、プランクエネルギー炉はどうだった?」
「そりゃあもう酷かったわね。γ線バーストを直に喰らうとは思わなかったわ。」
風は色を持ち、銀色の粒は空の星と混ざり共に弾ける。
そこはA.L.Nの北、千年氷河の淵。
千年氷河と言っても大きい訳ではない。
元々凄まじい巨大さを持った氷河はある時点から自分の重さに耐えかねて縮小し始めた。そうして高密度圧縮された氷がこの千年氷河なのである。
「ユリ、ねぇユリったら。」
「......っ、なんだい?ガラシャ。」
「こんな寒い所で寝たら風邪を引くわよ。暖かいベッドの中で寝ないと。」
「風邪で済むかねぇ。」
To be continued #68 『アガルタの風』
P.S.ボツのフリーマーケットはここですかね、ある程度持ってきたのでどうぞ。
・オリエンタルチェリーブロッサム
・透き通る毒
・1nmの大海
・波動性統一物理学のエントロピー
・可能性変動臨界的インフレーション
自分でも意味わかんな過ぎてボツにしたものです。
良ければ(調べて、)どうぞ。
(書いて下さったえらい方々には申し訳ないのですけれども書いたらこちらへ御一報下さると嬉しいです。)