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無題

助けてと伸ばした手を
どうして引っ込めてしまうのですか

気付いてと伸ばした手を
どうしてなかったことにするのですか

掻き毟った喉が
噛み締めた唇が
痛くて仕方ないでしょう
そろそろ 止めてみませんか

助けてと手を伸ばして
きっと掴み取ってみせるから

泣くなら僕の腕の中で
その跡を拭う役を僕に頂戴

引っ掻くのなら僕を
歯を立てるのなら僕に
他人への寄り掛かり方を
そろそろ 覚えてみませんか

君に降り注ぐ悲しみも苦しみも
僕には振り払うことができないけれど
一緒に受け止め続けてみせるから

そろそろ 笑ってみませんか

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  • 苑上もしくは苑。さんがこの詩を送った相手は、私なんかとはくらべものにならないだろうけど、こんな私でも泣きそうになりました。

  • ブルームーン さん

    レスありがとうございます。
    これは高校生の頃 自分に宛てて書いたもので
    誰もくれないのなら自分で、という
    悲しくて虚しい慰めの詩なのですけれど
    ブルームーンさんがこれを読んで
    心を動かして下さったのなら
    これも少し報われたことだろうと思います。