タマシイの抜けたからだを 背負いながら歩く砂漠 くぅおー、ぐぅおーと叫ぶ音は 蒼い月が落つる音か 気まぐれに遠くから呼ぶ 生ぬるい南風 耳のうぶげに そっと口づけ すすの髪に七つのひかり 白磁のほほに野のいちご ずっと命の扉を さがしている