1

多弁と空虚

肥大した自意識を、あてつけられる煩わしさに、小さな箱を投げ捨てたくて。
ごみ箱のように、言葉をすてる。
惑えよ、少年。狂えよ、少女。
肥大した自意識と、見つからない自分の姿。
少年、少女、それからあぶれた迷子らも。
膨れ上がって弾けたときに、
飛び出す中身を産みながら紡げ。
空っぽのまま膨れ上がるな。
空っぽのまま大人になるな。

レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。