薊は凍りつく。"最期"と言ったか。
「そんなっ…おじ様!やめて、そんな事言わないで!!」
朔は唇を噛み締める。
おじさんは朔に笑いかけた。
「薊の事、頼んだぞ。」
しっかりした口振りだった。
朔は頷く。声を出すと涙が出そうだっから、頷いただけ。それでも、おじさんは満足そうに笑った。
「おじさん、は、ずっと、見守っているから…っ__」
吐血する。
薊は気を狂いかけている。
「おじさん、もう話さなくていいよ…。」
必死に朔は言う。
おじさんは首を振る。
「これだ、け…。」
そう言って、続ける。
「俺、は…ずっと、何、があっても…二人のおじさんだ。」
笑った。いつもの、豪快に笑ったときと同じ表情。
そうしてそのまま、静かに息を引き取った。激しく燃え上がる炎の横で。
「おじ様…おじ様…!?……おじ様ぁぁあ!!」
泣き崩れた薊に、朔はかける言葉なんて見つからなかった。
追伸:
…やっと載りましたよ(笑)何回目でしょうか。文字を変えたのが良かったのでしょうか。
本来であれば、吐血ではなく喀血にしたかったのです。しかし、どうしても載らなくて、吐血にしたところ載りました。まあ個人的な拘りで、ちょっと知ってもらいたいなと云うだけなのですが、本来の形は喀血でした(2回目)。
思うところあって全て見返しました。
やはりいわゆる本物です笑
貴方のお陰で一つ決心ができました。
これからも頑張って下さい、密かに応援しています。
レスありがとうございます。
自覚は全くと言っていいほど無いのですが、何かお力になれたのであれば良かったです。
同い年として、この掲示板で一緒にやっていけること、とても嬉しいです。これからもよろしくお願いしますね。