0

無題

電話口の貴方の声は
たっぷりの甘さを含んで
泣き声をあげようものなら
角砂糖があと3つ

真綿の温もりが 電波を泳いで
心を包み込んでくれるから
それで漸く 呼吸の仕方を思い出すの

電話口の貴方の声は
たっぷりの甘さを含んで
泣き声をあげようものなら
角砂糖があと3つ

極上の安堵が 何時までも心に巣食って
心根を腐らせてしまうから
だからあんまり 手を伸ばしたくはないの

電話口の貴方の声は
たっぷりの甘さを含んで
泣き声をあげようものなら
角砂糖があと3つ

それは

特別な特別な 私の奥の手

レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。