奥山由之さんの写真展、BACON ICE CREAMに行ってきました。
入り口まで来た時、明らかに浮いているその空間に引き込まれていくようで、ゾクゾクしたのを覚えている。中の空気はとにかく張り詰めていて、自分が動くたびに空気と擦れてヒリヒリした。
奥山さんの突拍子もない写真が好き。
写真の持つ色彩も好き。
私たちが写真を見ていたはずなのに、写真に見られている感じがした。
一枚一枚の写真と向き合った後に空間を眺めると、その空間が現実とは思えなくて、ふらっとする。
その感覚が気持ちよかった。
最初は意味が分からなかったこのタイトルも、奥山さんの写真と言葉を見ると、すとんと納得できた。
時の流れを凄く感じるような、素敵な写真展でした。