『7日目壱』
風は弱く吹き、時計は進む。
「それでは、一つづつ答えましょう。」
灯明の火は揺れる。
「始めに、何故貴方にそこまでするか。」
「正直に申しますと、私の直感です。ただそれだけです。」
「二つ目、神を見るとどうなるか。」
「それは神様によって違いますが、貴方の見た神様は所謂祟り神に類する神様なので場合によっては祟られる可能性もありますが今の所は大丈夫だと思います。」
「三つ目、何故貴方を連れてこられたか。」
「私は現人神です。割とどうとでもなります。」
「四つ目、神とは何なのか。」
「恥ずかしながら、未だに神を定義出来ておりません。なので回答は明確には出来ません。」
「五つ目、私の目的は何なのか。」
「私の目的はこの地の安寧です。それ以上でもそれ以下でもありません。」
P.S.少し続きます。