きらきら光るアスファルト いつも通り回る自転車の車輪 口の中で一つ、チョコレートが溶けて 冷えた耳たぶを温めていく ついさっき嘘をついた唇を きゅっと結び直して 耳の中で鳴るロックなラブソングに 心を預けてみても 夜風はまだ 全てを攫っていってはくれない