君の手握った指先に 必死に力込めたって 何の意味もないんだよ お揃いの指輪 選びっこしたマグカップに 恥ずかしがりつつ着てくれた色違いのパジャマ 2人で買った探偵小説 2年かけて覚えたチェスと 付き合ってくれるようになったミュージカル 幾ら共通項を捻出してもね 君は いとも簡単に それらを捨て去って行くんだよ