『9日目参』
「えーと...いやまぁその。」
「あら、起きていたんですね、みゆりさん。
こんな熱帯夜にじっとしているのは疲れたでしう。
家で話でもしましょうか、今日はいい麦が手に入ったのです。」
もう行きなれた森矢邸。
みゆりの前にコトンと麦茶が置かれた。
「それでは、何から話しましょう。」
P.S.突然ですがこの話は舞台が少ないです。
大体は【佐奈伎大社】【森矢邸】【道】でなにかすれば何とかなります。
これは手抜きじゃ無くて敢えてそうしています。
お察しの人もいるかもしれませんがこれは前作の『ファヴァー魔法図書館』の反省から来ています。
あの話は場所をころころ変えすぎて人を置いて行ってしまったので。
やっぱり読んでもらうなら人に理解される、全体で完結する話を作らないと。
(てかあれだな、まずはこの気が触れてる後書きを何とかしないといけないかもしれない。)