なにか大きなことをしようとする度、
『前例がないから出来ません』
と、断られることの多かった3年間でした。
言われる度、
「僕が過ごした3年間、その何倍も歴史のある学校で一度もやったことないことをやろうとするなんて我ながら凄いかもしれない。でもちょっと待て。あんたらいつからその『前例づくり』をやめたんだ?」
と、思いながら舌打ちをしたのはいい思い出です。
SUPER BEAVERの歌の歌詞で「あなたは過去 はじめての人」というのがあって、それを聴いた時に衝撃を受けたのを未だに覚えています。
本当にそのとおりだと。
これを読むあなたも、僕も、憎き大人も過去に前例はない。
「前例がないから出来ません」がまかり通るなら、生まれることさえできなかっただろう。
新しいこと、やりたいことは、いつだって前例はない。
だからそんなの関係ないんだ、前例なんて。
逃げるなよ。
そんな風に思い、反発する僕に大人は、
「ごめんねぇ。僕は君の理想とする大人にはなれてない」
と言いました。
…滅茶苦茶いい笑顔で。
本当に許せなかった。
だからいつか、僕は見返してやりたいと思っています。
面倒なことから逃げ、前例がないと言って何もやろうとせず、手の届く範囲を歩き回ってふんぞり返るだけだった大人に、いつか。
拳をぶつけてやりたい。
待ってろ、大人。
僕は理想に、なるぞ。