オレンジ色の夕陽に向かって駆け抜けた
あの毎日があたりまえすぎて
気づけなかった。
こんなに近くにあったのに。
そこにオレンジの実は生っていた。
立ち止まってかじってみたら
どうしてだろう
ちょっぴり胸に沁みたんだ。
気づけばまわりはもう、暗くなっていて、
空を見上げたら満天の星空。
流れ星が私の瞳に映った気がした。
シトラスが夜空にはじけて。