明ける頃、光は青く
青は神様の色だと 誰かが言ってた
おはよう、あなたの顔が見られて ほっとしてる
あなたは透明
何度目かに出会う、青
いつか、もう何処にも何もなくて 出会うこともなくて 寂しさが恐怖になり得るとき
謝罪もないの 感謝では足りないの 言葉は千切れて それは愛だと誰かは言うけど
溢れて、泣いたらさよならだなんて あんまりだから
あぁ、あとは光が、光が青い
僕らは生きてきたから
誰もいなかったのに もう、こんなに
青だと思ったら、それは赤で
ゆっくりと、10ミリになって
僕の左耳とおんなじだ、と思った
淋しくなったら、その淋しさ持ち寄って
キングサイズの寝息に変えればいい
気負う事はないんだよ
まちがって 縮む1.05ミリ
たぶんバネ
10ミリ以内で はねた時に、呼んで
誰だか、印象派の夜
信号の見えるところで
二度寝をする
泣きたくなるくらいに
穏やかだと思った