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どこか、見えないところで。

私は、「話す」ことができる。
だけどね、私の声は時々、
どこか見えないところで、音にならずに消えてしまうんだ。

私は、「見る」ことができる。
だけどね、私の目は時々、
大事なものを見ずに、偽物ばっかり見ようとするんだ。

私は、「歩く」ことができる。
だけどね、私の足は時々、
前に進むのを怖がって、後ろにばっかり進もうとするんだ。

「できる」って、難しいね。
「できる」って、切ないね。

そんな私たちだけど。
そんな私達には、「生きる」ことができる。
未来に思いを、残すことができる。
未来をしっかり、見つめることができる。
未来に向かって、走り出すことができる。

愛とか、喜びとか、それだけじゃなくて、
苦しみも、悲しみも、全部抱えて走るんだ。

目的地についた頃には、必ず、私だけの宝石になる。
そう、星に願って、
私たちは、生きていく。

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