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花色と君色。

色づかない季節が、ひらりとゆれて、鮮やかに、穏やかに、色彩を帯びていく。
何時から此処に立っていたのか、どうして此処に立っていたのか、もう思い出せないけど、それでもまだ、翔べるらしいよ。
次の季節には、あの色に。
次の季節には、もっと遠くのあの街まで。
僕は、翔んでみる。

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