蒼は呆気にとられる。そして、笑みを溢した。
「いいと思う。朔は朔だ。変わってなんかいない。」
その言葉に朔は少々睨む。
「おいおい…肯定しているんだって。」
「違うくて。――そう思っていたのか?」
「そう…?」
にらみ続ける朔に、ようやく意味をとった蒼は笑った。一頻り笑って微笑む。
「正直なところ――多少は、な。
13年も会っていなかったんだから。」
思う気持ちをそのまま伝える蒼に、朔だって同じ気持ちを抱いた。
「お互い様だろ?」
蒼の笑顔に、いつも救われる朔だった。
追伸:
二行目にある、「変わってなんか」についてです。「変わってない」では駄目なんです。
蒼は、朔に13年会っていませんでしたね。この年月は、人が変わるに十分すぎる時間があります。蒼は不安でした。朔が変わっているのでは、と。だから、「変わってなんか」いないんです。
蒼の不安が拭われた瞬間なんですね。
16歳のピーターパンさん、レスありがとうございます!
まとめ。勝手にやって、すみませんでした。でも、喜んでもらえたことは、嬉しいです!
今の作品も好きです!これからも応援してます!頑張ってください!
Baseball-daichiさん≫
まとめの件、まったくもってそんなことないです。むしろとてもありがたいことだな、と。
応援していただけていること、とても光栄です。これからも頑張ります。烏滸がましいと思いますが、よろしくお願いします(笑)