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鬼ノ業~本章(肆)

蒼は呆気にとられる。そして、笑みを溢した。
「いいと思う。朔は朔だ。変わってなんかいない。」
その言葉に朔は少々睨む。
「おいおい…肯定しているんだって。」
「違うくて。――そう思っていたのか?」
「そう…?」
にらみ続ける朔に、ようやく意味をとった蒼は笑った。一頻り笑って微笑む。
「正直なところ――多少は、な。
13年も会っていなかったんだから。」
思う気持ちをそのまま伝える蒼に、朔だって同じ気持ちを抱いた。
「お互い様だろ?」
蒼の笑顔に、いつも救われる朔だった。

  • 肆については少し拘りと解説をしたいと思います
  • レスのところに追伸を書くので、是非読んでください
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  • 追伸:
    二行目にある、「変わってなんか」についてです。「変わってない」では駄目なんです。
    蒼は、朔に13年会っていませんでしたね。この年月は、人が変わるに十分すぎる時間があります。蒼は不安でした。朔が変わっているのでは、と。だから、「変わってなんか」いないんです。
    蒼の不安が拭われた瞬間なんですね。

  • 16歳のピーターパンさん、レスありがとうございます!

    まとめ。勝手にやって、すみませんでした。でも、喜んでもらえたことは、嬉しいです!

    今の作品も好きです!これからも応援してます!頑張ってください!

  • Baseball-daichiさん≫
    まとめの件、まったくもってそんなことないです。むしろとてもありがたいことだな、と。
    応援していただけていること、とても光栄です。これからも頑張ります。烏滸がましいと思いますが、よろしくお願いします(笑)