『夏の最後の日伍』
何故、貴女だけなのか。
様々な仮説が立てられますが、原因が貴女にある事は確かです。
そして、それがゴースト達に何かしらの効果がある事も確かです。
だから、貴女をお招きしたのです。
しばらく二人は黙っていた。
その静寂を打ち切ったのは突如、自動的に付いたテレビと国営放送のアナウンサーの恐怖を押し殺した声だった。
『緊急ニュースをお伝えします。
日本時間の23時32分頃、アメリカ合衆国ワイオミング州のイエローストーン国立公園で大規模噴火が起きました。
繰り返しお伝えします。
日本時間の23時32分頃、アメリカ合衆国ワイオミング州のイエローストーン国立公園で大規模噴火が起きました。
これにより、アメリカ合衆国北西部の10の州とカリフォルニア州のサンフランシスコ以北が壊滅的状況です。
繰り返しお伝えします...............。』
風麿はゆっくりと口を開いた。
「この様な家ですが、よろしくお願いします。」
みゆりも、
「勿論、よろしくお願いします」と、言った。
第一季『夏』完
P.S.はい、第一季が終わりました。
次はさむーい秋が始まるだけです。
因みにイエローストーン国立公園がもし噴火したならばほんとに酷いことになるそうですね。
アメリカはまぁご察しの通りだとして、日本では火山灰による呼吸障害とか交通機関の麻痺とか。
更に火山灰が太陽の光を遮り地球の平均気温が何と12度も下がってしまう様です、わぁ大変。
東京とかならまだ氷点下一桁程度で済みますが長野は試される大地になってしまいます、わぁ怖い。
まぁこんな口調で話せるほど甘くないんですけどね。
さて、みゆりと風麿はどうなっていくのか。
これからもよろしくアルヨ。