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りんりんと

手をそろえて重ねた
あなたの一歩、鈴の鳴るように
弱くて浴槽で火照っていた
指先のしずく、溶けだすように
ままならない恋を
ていねいに包んだ
お届け先は秘めていて
あなたの体(てい)におぼろげな
月のような影を見た

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