一人、今日の出来事にイライラしながら橋本奈々未の恋する文学でも紹介された村上春樹の「ノルウェイの森」片手に読みながら帰る。 そのイライラを表しているように向かい風にのり、吹きつける雪。 気にせず読みながら歩き、気がついたら雪は、しんしんと降っていた。 少し歩き、電灯の真下にたった。まだ降っている雪を見て、自分の考えがちっぽけに思えた。 そして、何を思ったのか、また、歩き出した。