「お、お兄ちゃん達、いい人…?」
怯えた様子の男の子が木の陰から顔を出す。其れにしても、いい人かどうかを問うとは。
「こんにちは。良い人かどうかは計りかねるけれど、悪い人にならないように生きてきたよ。」
すると男の子は、一瞬にして眼を涙で溜め、助けを乞うてきた。
「助けて!お父ちゃんが殺されたの‼」
そこからは泣き止まず、その声は小さいのに悲鳴にしか聞こえなかった。
追伸≫
l4「こんにちは。~」
この言葉に疑問を抱いた方もいるのではないでしょうか…。これ、まだ朝なんですよね、それも早朝。気付かなかったと云う言葉ほど救われるものは在りませんが(笑)、気付いてしまった方には不自然極まりないと思って。
しかし、この流れはこんにちはが一番自然だと思ったので。気付いてしまった方々、気付かなかった振りをしてください(^^;;