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鬼ノ業~本章(漆)

しばらく遺体から離れたところで、男の子が落ち着くのを待った。聞いてみれば、男の子の名前は凜(りん)と謂うらしい。近くの村の住民だそうだ。
「お父ちゃんが、珍しい鳥を見せてくれるって散歩に来たんだ。そしたら、その珍しい鳥は居なくて…帰ろっかって言ってる途中に、鳥が鳴いたんだ。なんだか急に不安になって鳥見てて…もう一回帰ろって僕が言ったら、もう…お父ちゃんの首が…無くて…‼そのまま崩れるみたいにして…っ!」
恐怖でしかない。
拙い言葉ながらながら、しっかりと伝わった。子供にはあまりに過酷である。
「凜、君の村にまずは戻ろう。話はそれからだ。」
朔の言葉に頷く。
蒼は何も言わず、見守っていた。
「道、覚えているかい?」
「うん…此方だよ。」
すると、その村まではすぐに着いた。しかし、やはりながら事はそう上手く運ぶものではなかった。

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    追伸もチェックください。なんて書いているわりには、ちょっとした解説か、それもないときは独り言しか書き込んでいない此所。
    新しい登場人物として凜が出てきましたね。次回、凜について少し触れます。触れるといっても、容貌等ですがね。ちなみに、下から五行目の台詞はさっくんです。