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花撫(かなで)

花を愛でるように
あるいは紡がれた音が
あまりに広かったように
そして奏でられた言葉に
抱き留められたように

あなたがわたしにくれたたくさんを
あなたは知らないままなのでしょう

伝えるにはあんまり薄っぺらくなりそうで
わたしは今日も
せめて花撫で(かなで)られたそれを
心に唄うのです

いつかわたしも花撫でられますように

何時迄もあなたの奏でる音が
誰かの心の花を撫でていますように







(吹奏楽部の、大好きな大好きな素敵な演奏をされる先輩が卒業しました。
もう演奏を聴く機会はほとんどないのだなぁと思うと寂しいです。
音大でも素敵な音を花撫でてほしいなぁと応してます。)


  • あんまり素敵な音に
  • 高校でカルチャーショックをうけました
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