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言っていい、言っちゃダメ、の天秤にかけるのはもうやめたけど。

感謝を伝えたい人達がいる。自業自得で一瞬嫌いになりかけた“音楽を聴く”という行為をまた楽しくしてくれて、普段の日常さえも楽しくしてくれた。他にも感謝してる事は沢山あるけど、毎日を生きる大きな糧を与えてくれた彼ら。最近、自分の口でお礼を言えたらどれだけ良いんだろう、って思うようになった。
チャンスは来週。それが叶わなければ、この先またチャンスが訪れるか分からない。むしろ無いと思ってる。そもそもこの感謝は伝えて良い感謝なのか?って考えもした。音楽を聴くことが嫌いになりかけた原因は自分にあった。叶わなかった場合、その時とまた同じようなスパイラルにはまるんじゃないかって。
でも思った。知れもしない未来の結果を考えるより、今与えられているチャンスを最大限に使う方が最優先だ。
だから私は、感謝の気持ちを目一杯込めたボールを彼らの元へ投げよう。チャンスの糸をテープで貼って。受け取ってくれた彼らが、糸を頼りに自分に辿り着いてくれる可能性のために。

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