3月11日、当日小学5年生だった私は普通に学校に行って、普通に学校から帰ってきて、普通に家でゴロゴロしていました。それが突然普通では無くなりました。2時46分…突然地面を突き上げるようなゴゴゴォーという音、小さい地震かなと思って少したったら、物凄い横揺れで立っていられなくなりました。約二分間、揺れ続け家がギシギシ言って、棚が倒れたり、食器が次々と割れていきました。地震の後、晴れていた空が吹雪始め気味が悪かったという事を覚えています。あの時はずっと心が落ち着かず、いつ逃げてもいいようにと、常にカバンを抱きかかえていました。水も出ず、食料も店には無くなり不自由な生活はとても苦しかったです。地震の不安だけでなく原発事故の不安も重なり、精神的に辛かったです。私の住む地域は津波の心配はありませんでしたが、テレビを付けると津波が建物を飲み込む様子が映し出されていて苦しんでいるのは私たち以外にもたくさんいるんだと実感していました。あれからもう5年…私はもう高校生になりました。あの日の事を忘れずにこれからも生きていきたいと思います。