黒板の下に貼ってあるカウントダウンカレンダーには「5」の文字。
毎月描く背面黒板には大きく「32HR」の文字。
掲示物と写真で溢れていた壁は真っ白に。
たくさんの写真たちはそれぞれ、クラスの仲間たちの手元へ。
教室が、別れの合図でいっぱいになっていく。
卒業って実感はあんまりなくて
まだまだクラスの仲間と笑い合える毎日が続く気がする。
でも、卒業は確実に私の前にやってくる。
まずは、合格発表の日をを待つこと。
そしてお世話になった先生方や仲間達に良い報告をすること。それが1番の恩返しになるはずだから。
そして力強く、中学校を旅立つんだ。