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5年

中2の冬のあの日、部活始まるまでの待機場所である図書室が開くのを待ってました。突然大きな揺れが来て、周りのみんながパニックになりました。一時、みんな多目的ホールに集まって身を寄せ合いました。そして迎えが来て、私は家に帰りました。外は雪が降っていました。電気もつかない、スーパーに行っても棚は空っぽ。じっとラジオを聴いていると原発事故についての放送が流れ、それを聞いて、知識が浅かった私は死を覚悟しました。家族みんなで同じ場所に寝ました。でも夜中に緊急地震速報が鳴ったり余震が来たりと、恐くて眠ることができませんでした。その後電力が普及し、テレビをつけると身の毛もよだつような恐ろしい映像が流れていました。事の重大さに初めて気づきました。私が住んでいるところは比較的被害が小さかったのです。正直な話、東北復興と言われておりますが、私の住む秋田は被害が少ないのに…と思い、複雑な気持ちでした。でも東北は本当に素敵な地です。私は秋田が大好きです。みんな自分の地元に誇りを持っています。だから何かがしたい。東北のため、みんなのために。この思いは絶対に風化させない。

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