2011.3.11。あれから5年。その日、当たり前だった日常が消えた。音、光、そして命が・・・
今も仮設住宅に住み、モニタリングポストの数値を気にしながら生活している方がたくさんいる。
この5年で一歩ずつだけど「土地の復興」は進んでる、けれども心の時計は止まったまま。
僕は思う。
「被災地」は東北3県を指すんじゃない、そこに住む人々の、そしてこの国、この世界に住む人々の心なんだと。
皆が笑って生きられる、そして心の時計が再び進みだした時、本当の「復興」が成し遂げられるんだと。
あの日起きたことは他人ごとなんかじゃない。自分たちの”家”で、”庭”で起きたことなのだ。
授かった命を無駄にすることなく、今日を生きられなかった人たちの分まで、
今日という日を迎えられた喜びを噛み締めて生きる。
それが僕たちにできる、一番大切なことなんだ。