もう5年、それともまだ5年。
捉え方は人それぞれだと思います。
小さい頃から、静岡で大きな地震が起こると何度も何度も言われてきていた、そんな時あんなに大きな地震が起こりました。ニュースでは津波の映像が流れ、どの番組でも東北の中継ばかり。これから東北はどうなるのだろう。中学に入る前の私でもそんなことを考えました。
大切な人を亡くした人、仕事や学校を無くした人、原発で地元に帰れなくなった人、心の傷を負った人…。他にもまだまだ私の知らないところで悲しんでいる人がまだいると思います。大きな大きな震災は東北を、そして日本を悲しみに包み込みました。
それでも私はこの震災で学んだことがあります。
それは、今の自分がどれだけ幸せかと言うこと。勉強に悩み、部活に悩み、人間関係に悩み、そんな環境がどれだけ素敵なんだろうと感じます。どんなことがあっても、くよくよしてないで前に進め。と言われている様な気がします。
そしてもう一つは、いつか起こるか分からない大きな地震への心構えが少しできたということ。あの震災がなければ、地震の脅威も津波の威力も知らずに過ごしていたと思います。もし大きな地震が起こったら、東北の震災が頭をよぎって何か考えることができるでしょう。
今、私にはただ復興を祈ることしかできません。そんな自分が惨めで情けない。でもいつか少しでも東北や日本の力になれる大人になりたいと強く思います。
東北の希望と幸せを祈っています。