信号が赤だから、車を止める 虚ろな目で空を見上げて、「このまま宙に浮きたいなぁ」なんて思う そして、目の前にある歩道橋に自分の体を打ち付け、 色々終わらせたいと思う だが、自分が一歩一歩踏み出すたび、命が消えているのだ 僕が生きているのは、多くの死があるから だから、「その命の分まで、生けよ行けよ」と体を前に進める