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桃色

氷の味、溶け出す心と、君の笑顔
春になったら、春になったら、
そんなことばかり思っていた
ひらひらの蝶とほの明るくなる朝に
眠れない秘密をたずさえて
春の色が、春のあなたが、
輪郭を描き出す
きっとずっと待っていた
薄く目を開けたときに、
見えるひかりの全てが、
めくるめくとめどない喜びであるように
春になったら、春の音が、聞こえる

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