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ファヴァー魔法図書館 #10

第二章『魔道書の魔女と摩天楼の灯り』

『やあ、早く早く来て来て、ボクは君の顔が早く見たいんだ。』
長い廊下、外の世界とは明らかに違う空間。
まるで白虎野の夜の水中にほたるいかを泳がせた様、
少女は直感的にそう感じた。

『ああ分かる分かる、石油ね。
マントルは恐らく日は吹き上げないけどね。
............いや、そうとも言いきれないな、うーん。』
頭がガンガンする。
恐らくユリ・ロトウは直接脳内に話しかけてきているのだろう。
「ねぇ、やめて。頭が痛い。私は鶏肉なんか注文しないわよ。」
少女がそう言った瞬間、頭の痛みは収まった。

気が付くと部屋にいた。
四方を無数の本棚で囲む空間だった。
「ようこそ、ファヴァー魔法図書館第7番大書庫へ。ボクの名前はユリ・ロトウ、グリモワール執筆人をやっているよ。
大体の事は解ってる、記憶を取り戻したい、そうだね?」
「............なんで解ったの?」
「それはボクが魔女だからさ、キミと同じなだけのね。でもそんな魔女にも準備は必要なのさ、だから暫くキミにはここにいてもらうよ。」
「えらく会話が一方通行だけれども.........癖なの?」
「ふふふ、そうだね、でもある程度の意図はあるよ。
そうでないと此処での理不尽さには耐えられなくなってしまうからね。」
「......?」
「じきに解るよ、此処はボクが生み出したモノで満杯だからね。」

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  • P.S...............やあ。
    チュウニズムとグルーヴコースターは疲れるのでね。

    はい、第二章始まりました。
    皆さんびっくりしましたかね、
    ユリさんはボクっ娘(年齢的にはBb......なにをするやめ............)
    コホン、失礼。
    私的にはユリはQBみたいな人なのでね/人ºωº人\
    ほんと浅はか。

    そういえば僕は一人称が安定してないですね。
    僕だったり私だったり俺だったりワタクシだったりワイだったり(ry
    これは身バレ防止の為にやっています。
    だって嫌ですよね、自分の隣にこんなモノ書いている様な人間がいると。
    ついでに思いつきで総移動距離200キロ位の旅行に日帰りで行ったり、脚フェチ持ちだったり......最低ですね。(脚フェチ既に女子も含め公言済ですが。)

    恐らく僕の現実の一人称は俺です。
    恐らく.........ですがね?