心はいつまでも満ち足りず しかし感情は波立たず 焼きついた後ろ姿が目の奥で燃えて 陽炎のように酔い惑わし 降り積もる優しい声では 虚しさは圧し殺せず ひとりは怖いはずなのに 抱きしめたいとも言えず 抱きしめられたいとも言えず そうしていつの間にか冷えた温もりや いつの日にか迫る孤独でさえ 今日まで繋がっていた証しと思えば 淋しさまで愛せただろうに それさえも遠く叶わず 私は私のために あなたをずっと忘れられず