彼の奏でる指先は 左へ 右へ 上へ 下へ。 甘い。金平糖のような 苦い。コーヒー豆のような 冷たい。ガラスのカップのような 熱い。夏のコンクリートのような 彼は黒い音符の上で。 私は白い鍵盤の上で。 すき。 だいすき。 また。逢いましょう。