3度目で目覚ましを止める スライドした画面が去年の桜を映す 寝起きの顔に覚えたてのメイクを 街で買った安物のハイヒールは 慣れない足をひりひり痛める あの町から履いてきた白いスニーカーは とっくに捨てた。 なんだっていいんだ この街に染まれば なんだっていいんだ 忘れてしまえば 【この前書いた、上京という詩の続きです】