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スペア

 女性は弱い存在であるがゆえ、男性に対しては何を言っても何を要求してもよいと考えている女が、繊細で心優しい男と結婚した。数年後、不慮の事故で男が亡くなった。女は男の亡骸の前で一晩中泣き続けた。男を埋葬すると、女は教会の門を叩き、尼僧になった。
 なんてこたあなく、女は男を埋葬してから数か月後、適当な男と再婚した。この話に教訓などはない。ただ書きたかっただけである。

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