乱したスカートの内側で 僕の手が情けなく震えていること 伏せた目蓋の向こう側で 君が考えているであろう男のこと 口付けで子が成せたらよかったこと ただ、きみのことがすきなこと それだけはどうか信じてほしいこと 枕に散らばる雫はライスシャワーのようで シーツのドレスを纏った君は花嫁のようで 泣き声を上げるように軋んだのは きっと寝台だけではなかったこと