捜していた、いつからか。
沈んでゆく、ゆらゆらと
手をのばしたって届かない
屈折率はいつだって残酷だ。
探している、いつまでも。
浮かんでゆく、ふわふわと
伸ばした手はもう見えなくて
つめたくも、あたたかくもない
世界は当たり前な顔をしてそこにあるのに。
泪、置くように
息、吐くように
瞼も見えない闇の部屋で眠る、
こんな夜のこと。
朝は平気な顔してやってきて、夜もひたひたと迎えに来る。なにを想っても世界は足を止めてくれない。せめて、優しい朝が迎えに来てくれますように。
綺麗です。それしかない。
シャア君の即興詩は本当に心に響くというか、心を真っ暗な部屋に例えたならばその部屋に仄かなランタンを持ってきてくれるような、あったかくて、かっこよくて、届かなくて、触れなくて、憧れで。ウイスキーみたいなオレンジで。
また、時間ができたらシャア君の詩集、作りたいと思います。
それでは、おやすみなさい。