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中学の時の話ですが

中学の時バスケ部だった私の先輩が引退した後のの話です。
私のバスケ部にはミニバス上がりが3人に運動神経いい子が2人。そのうちの1人は私と同じセンター。
私がスタメンになることはありませんでした。
時々試合に出ることはあってもチームの合わせにも人数の足しとしか出ませんでした。
私以外に3年生のベンチ組が3人いました。
どれだけ頑張っても試合に出れないならやる意味はないんじゃないかと、ベンチ組の1人と話しました。あんなに才能に溢れた5人がスタメンにいるならうちらがいる意味はないんじゃないのかと。
そんなとき一個上の先輩の卒業式があり、元部長が手紙をみんなに書いてきてくれました。
私宛の手紙に「あなたがベンチにいるから○○ちゃんが思いっきり試合が出来るんだよ。たとえ怪我してもファールで退場になってもあなたがいてくれるから安心して行けるんだよ。」
そう言ってくれました。
中3になり、その相談をしていた友達と「ベンチ組に出来ることをしよう。コートの中で戦う5人もベンチで応援するうちらもみんなチームだから、せめてここから叫ぼう。」
結局引退試合は1回戦で負けてしまいましたが、雨の中清々しい引退でした。
今でもみんなで部活に行ったりします。
きっと30年後も忘れない3年を過ごしたんだと思います。
素敵な仲間達でした。

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