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無題

私と貴方の間にあるのは
マジックミラーの壁一つ
貴方の側から私は見えない

貴方が必死で私を捜すのを
やがてゆっくり諦めて
新しい恋を求めるのを
私はただ眺めてる

映し鏡の私達
失くした痛みも
薄れた先の諦念も
同じ様に育てていった

私と貴方の間にあるのは
マジックミラーの壁二つ
灰色に透ける鏡から
真っ黒な壁を眺めてる

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