闇が目覚める...
帰る途中でユウスケは、強烈なデジャブに襲われた
だが、それはその通りだったわけで...
村からの黒煙、そして悲鳴...
『あの日』を思い出させる忌々しき記憶...
ユウスケ、最後の戦いが幕を上げた...
村に着くと血生臭い臭いが鼻を突いた
村は、既に惨劇だった
そして、村の中程...
『それ』はいた
「クウガ...!ジガギ・ズシダバ...(クウガ...!久し振りだな...)」
「お前...皆に何をした!」
「ギラギラ・ギビジヂ...ゴロギ・ダギダ・ルギズグ・ザギス!(忌々しき日々...思い出しただけで、虫酸が走る!)」
「変身!」
ユウスケは感情のままにクウガへとその身を変えた...
ユウスケは『それ』との戦闘に既視感を感じた
「お前...もしかして...」
「クウガ...ジャトド・ビズギダバ...(クウガ...やっと気付いたか...)」
「でも...なんで!あの時、完全に!」
『それ』は戦闘をしながら語り始めた...
あの日、滅ぼされた種族...
そう、『それ』は獣人であった
クウガに王もろとも滅ぼされて奇跡的に生き残った個体、それが今交戦している種
通称、グロンギ
血に濡れた殺戮者である...
「グワァ!」
グロンギは強かった
多少、体の衰えもありとても敵わなかった
気付くと、ヒミコの村まで飛ばされていた
人々が野次馬に来る
「(みんな...逃げろ...)」
そう発そうとして、声がでないことに気付いた
それは、恐怖感故の一時的なことだったりする
「聖魂転生!」
その声が響く
それはヒミコの声だった
「これを使え!」
なにかがアマダムに吸収されていく...
クウガの力、ヒミコの力
2つが合わさり、新たな戦士が誕生する...
クウガはヤマ・マイティフォームとなった...