思い出は色を失くすから
好きなように塗りましょう
きらきら光るあの人の
瞳の色を忘れてしまった
叱ってくれたあの人の
髪の色など はなから知らない
そも あの頃の思い出は
白い文字ばかりが占めて
色付けようにも私の中には
あの人達の顔がないのだ
それこそ好きに色付けて、
「あなただけの思い出」にしたらよいのです。
髪の色も顔も、
文字が表す声色で形作ってしまえばよいのです。
誰に見せるわけではない、
カラーの「あなただけの思い出」は、
やはりあなただけのものなのです。
石動 さん
レスありがとうございます。
文字から人となりを想像し
外見を作り出すのは得意なので笑
きっと無意識に作っている自分は
いると思うのですけれど
やはり何処かに実在する人達なのだと思うと
そんなに しっかり かっちり
小説の人物みたいに作り上げてしまうのは
それはそれで虚像を信仰してしまうような
偽物を本物としてしまうようなそんな気がして
一方では白い文字のまま
保とうとも心掛けてしまうのです。